すきなもの
今より全然何も知らなかった頃に
心動かされたものに
今また心動かされるのは
それがシンプルに好きなものってこと。
そういうまっすぐなものがひとつあるといい
迷子になってもきっと大丈夫。
中学生の頃繰り返し聴いていたアルバムを、ふいにまた聴いてみたら
すごく心がクリアになる感覚がしたとともに
あまりにも自分のルーツ過ぎてちょっと笑ってしまった
私の音楽、これでいいのかな、どんなふうにしていこうかなって考えてしまうことも多いけど、肩の力が少し抜けたよ。
大人になって、いろんなものを知って、
「それもいいね」みたいに思う好きなものが増えて、
世界は広がって深くなって楽しくなったけど、
それで迷ったり自信がなくなったりすることも、ある。というか多い。
新しく世界を知って、関わりの中で覚えた「それもいいな」と思えた「好き」と、
何も知らない自分にことりと染みた「好き」は、
違うものなんだな、と気付いた。
きっと、記憶喪失になっても、やっぱり「好き」って思うであろう、
私の波長が好きだって言っているもの。
そういうものが、はじまりだったことに、
ときどきかえってきたい、